〇5月26日
Auteuil(オートゥイユ)
Prix Christian de Tredern(G3)
(クリスチャン・ド・トルドラン賞)
2026年5月26日 仏 Auteuil(オートゥイユ)
Haies(ハードル)3600m
馬場:Tres Souple(4.0)
4歳牝馬65kg 5歳牝馬 別定 9頭
1着 Tarina(タリーナ)
Jockey: Ludovic Philipperon(ルドヴィック・フィリペロン)
Trainer: Henri-Francois Devin(アンリ=フランソワ・デヴァン)
2着 Botervia du Kalon(ボテルヴィアデュカロン)
3着 Miss Wood(ミスウッド)
レースタイム
4:03.75 (243.75)
(結果)
https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2026/O/ZkhmTm96Ny9pRHJjRVNGRFhGbjRPdz09
(結果 時計はRapport de Tracking)
各カテゴリのG1も終わり、上半期のシーズン終盤に設けられた牝馬限定戦の重賞。
ミラレス(Millares)が淡々と逃げ、直線入り口では後続を突き放しにかかるが最終障害で失速。替わって外から伸びたタリーナが鮮やかに突き抜け快勝した。混戦の2着争いは中を割ったボテルヴィアデュカロンがわずかにゴール前出て2着、ミスウッドが僅差の3着。ミラレスは5着に敗れた。
勝ったタリーナは前走オートゥイユの牝馬限定リステッド(3600m)に続いて連勝とした。2年前にデビューから3連勝した後2年の休養を挟み、使いつつ軌道に乗ってきたようだ。前走も同じく溜めて脚を伸ばしてくる競馬で、秋シーズンの活躍が楽しみになるレースだった。
前走オートゥイユで牝馬限定のハンデ戦を勝って臨んできたボテルヴィアデュカロンがしぶとく伸びて最後2番手に上がり、去年のこのレースの勝ち馬ミスウッドが3着。勝ち馬の前走で最終障害落馬し巻き返しが期待されていたミラレスは直線入り口では押し切る勢いだったが案外な結果に終わった。
〇5月30日
Auteuil(オートゥイユ)
Prix des Drags(G2)
(デ・ドラッグ賞)
2026年5月26日 仏 Auteuil(オートゥイユ)
Steeple-Chase(チェイス)4400m
馬場:Tres Souple(4.0)
5歳以上64kg 6歳以上66kg 別定 10頭
2025年5月31日 仏 Auteuil(オートゥイユ)Steeple-Chase 4400m
5歳以上64kg 6歳以上66kg 別定 10頭
1着 Lecoeurdeshommes(ルクールデゾム)
Jockey:Lucas Zuliani(ルーカス・ズリアーニ)
Trainer:Francois Nicolle(フランソワ・ニコル)
2着 Le Philosophe(ルフィロソフィー)
3着 Impressive(インプレッシーヴ)
レースタイム
5:23.79(323.79)
(結果)
https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2026/O/cHIybXJYS1UwUFZRM2ZQYmwyNnZ6dz09
この日はオートゥイユの上半期最終開催となる。そのメイン格となるスティープルチェイスの一戦。
レースはルクールデゾムが前に出ると、キフキフブーリコット(kif kif bourricot)以下を引き連れてゆっくりと先行する。レースはそのまま淡々と進むがRail And Ditchでキフキフブーリコットが落馬。そのままルクールデゾムが先頭で直線を向くと、後続を突き放し快勝した。中団から伸びたルフィロソフィー、好位から運んだインプレッシーヴが続いた。
コンピエーニュからの転戦組が多く、G1からの転戦は途中棄権したケンタッキーウッド(Kentucky Wood)のみとG2格にしてはやや手薄なメンバーとなった。勝ったルクールデゾムは前走オートゥイユのクラス1戦(4400m)に続いて連勝で、軌道に乗ったと言えそうな結果である。ただ、今回に関しては楽逃げから直線だけで後続を突き放すもので、相手が上がった時に同じレースができるかどうかはやや疑問に映る。
最近はコンピエーニュ中心に安定した走りをしていたルフィロソフィーやインプレッシーヴが上位入線し、近走の状態が結果を左右したように思える。対戦来歴は1番だったケンタッキーウッドはいいところがなかったが、この馬はいつ走るか分からない部分がありこんなものだろう。
Prix Hypothese(G3)
(イポテーズ賞)
2025年5月30日 仏 Auteuil(オートゥイユ)
Haies(ハードル) 4300m
馬場:Tres Souple(4.0)
5歳64kg 6歳以上66kg 別定 10頭
1着 Lowell(ローウェル)
Jockey:Florent Bayle(フロレント・ベイル)
Trainer:A&F. Chaillé-Chaillé&Pamart(アルノー・シャイエ=シャイエ&フランソワ・パマール)
2着 Kyrov(キーロフ)
3着 Saint Crystal(サンクリスタル)
レースタイム
5:02.28(302.28)
(結果 時計はRapport de Tracking)
https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2026/O/VU9ITk1NNml1NDVEWmhydTgxUnNNUT09
ユンカーダリエ(Junker D'allier)が逃げるが途中からカラ馬が絡んできてスタンド前で一度引く形に。替わってローウェルがカラ馬と併走する形で前に出ていくと快調に飛ばしていき、直線ではいったん前に出られたキーロフを再度差し返した。キーロフはロス無く運びいったん先頭に立つも2着。中団から差してきたサンクリスタルが3着で、ユンカーダリエは4着。
1周目スタンド前で落馬したクールダムール(Coeur D'amour)が前に絡んだことで一気に馬群が縦長になり、レースにも少なからず影響を与えた。勝ったローウェルは去年デビューの馬でここまで2着を外しておらず、前走は休み明けのコンピエーニュのリステッド戦(3600m)を2着として臨んでいた。カラ馬から離れた外を走っていたが、馬を見てやる気になったのかどんどん前に行ってしまい最後は苦しくなったように思えたが、最後また盛り返した根性のあるレースは見ものだった。
安定勢力であるキーロフは自分のレースをして勝ったかに思えたが勝ち馬のしぶとさにやられた感。3走前にオートゥイユでリステッド勝ちがあるサンクリスタルは2走前もコンピエーニュで勝ち馬に離されており、やや力の差がありそうだ。
Prix La Perichole(G3)
(ラ・ペリコール賞)
2025年5月30日 仏 Auteuil(オートゥイユ)
Steeple-Chase(チェイス) 4400m
馬場:Tres Souple(4.0)
4歳 66kg 牝馬2kg減 別定 9頭
1着 Sundays Child(サンデーズチャイルド)
Jockey:Baptiste Le Clerc(バティスト・ル・クレルク)
Trainer:Mickael Seror(ミカエル・セロー )
2着 Dream weaver(ドリームウィーバー)
3着 Salut des Flos(サリュデフロス)
レースタイム
5:35.87(335.87)
(結果 時計はRapport de Tracking)
https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2026/O/QXUrWWpMU1EzMjd5OVYrekgvTTBudz09
グッドガールドファウスト(Good Girl De Faust)が逃げるもスタンド前水壕で後続に吸収される。替わって先頭に立ったサンデーズチャイルドが余力十分で直線を向くと後続を突き放し、追ってきたドリームウィーバーをわずかにしのぎ切った。内から鋭く伸びたドリームウィーバーはわずかに及ばず2着。3着は離れてサリュデフロスが入った。
4歳牝馬限定の4400m戦ということもあり、この条件を走り切れる体力と技術を持った馬が限られたようでばらばらとした入線となった。勝ったサンデーズチャイルドはスティープルチェイスは2走前のコンピエーニュから走っており、そこまで差のない競馬はしていたものの今回の評価は高くないようだった。今回は一団の緩い流れを好位で流れに乗り、自分のペースで走れたのが大きかった。
最後詰め寄ったドリームウィーバーはスティープルチェイス経験は豊富で、3走前はG1勝ちのメトロノミークに大差敗れたものの、強い相手と走った経験も少なからず生きたか。G1路線から転戦してきたグッドガールドファウストは終始飛越にスムーズさを欠き、直線では余力がないようだった。
Prix Questarabad(G3)
(ケスタラバド賞)
2025年5月30日 仏 Auteuil(オートゥイユ)
Haies(ハードル) 4100m
馬場:TR Souple(4.0)
4歳 リミテッドハンディキャップ 10頭
1着 Maharaja(マハラジャ)
Jockey:Bertrand Lestrade(ベルトラン・レストラード)
Trainer:Mickael Seror(ミカエル・セロー)
2着 Shabrack(シャブラック)
3着 Fiumiccino(フィウミッチーノ)
レースタイム
4:52.70(292.70)
(結果 時計はRapport de Tracking)
https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2026/O/cmFnNW0rRm9aQzhiZlpkMXBPNkp6dz09
スタートでニコスインヴィクタ(Nicos Invicta)が出てくるが、たすきコースでマハラジャがコース利を生かし先頭に立つ。そのまま直線を向くと後続の追い上げを振り切り快勝した。シャブラックがいい脚で追い上げ2着、フィウミッチーノが3着。
この日はペネトロ4.0とやや硬め(障害競馬比)の馬場で行われたこともあるのか、早め先頭の馬が軒並み好走しているようだった。勝ったマハラジャは前走アラン・デュ・ブレイユ賞(G1)5着からの転戦で、その前のリステッド2戦では4着続きだったものの待望の初勝利が重賞勝ちとなった。ただ、この日の例にもれずすんなり運べた利は考慮した方がいいだろう。
前走オートゥイユのリステッド2着だったシャブラック、クラス2で2着だったフィウミッチーノが続き、これらの馬は秋になっての成長に期待したいところ。種牡馬として活躍中のパラディーソ(Paradiso)を兄にもつノヴァーク(Novak)はいったん伸びかけたがじりじりで、期待ほどには走れていないようだ。