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障害競馬用の書き置き

感想:2024年3月31日 愛Fairyhouse-McInerney Properties Fairyhouse Chase(G2)

McInerney Properties Fairyhouse Chase(G2)

愛 Fairyhouse Chase 2m3F160y(約4000m) Soft To Heavy

5歳上 ハンデ戦(Limited Handicap)  5頭

 

全体時計

5.32.90(332.90)

 

前半5F-中盤10F-後半5F ※レース映像の表示による

78.32(15.67)-166.3(16.63)-88.32(17.66)

 

上がり(8F~4F)-(4F~0F) ※レース映像の表示による

66.97(16.74)-71.08(17.77)

 

※ラップタイムはレース映像のハロン表示から持ってきていますが、非公式のため公式勝ちタイムとは差が出ています。しかし、おおよその傾向をつかめれば良いと判断し表示のまま使用しています。

 

(結果)

https://www.racingpost.com/results/182/fairyhouse/2024-04-01/864710

(映像)

https://www.racingtv.com/watch/replays/2024-04-01/fairyhouse-ireland/1620

Saint Samが11st10lb(約74.4kg)、 Rebel Goldと Journey With Meが11st7lb(約73.0kg)、他3頭は11st4lb(約71.7kg)

Saint Samがスタートから一頭快調に飛ばしていき、他は抑えて1秒以上後ろを追走する形に。飛ばし過ぎたSaint Samは直線入口で捕まり、後続勢によるスパート合戦は Journey With Meが Appreciate Itを残り1Fで振り切り最後は突き放して勝利した。3着以下はさらに離され、Saint SamはPull Up。

Journey With Meは前走Navan(アイルランド)のG2戦では期待を裏切る形となったがここで巻き返した。もう少し上のクラスでもやれそうな気はするがどうだろう。Appreciate ItはSupreme Novices' Hurdle勝ちなどの実績をベースに見てしまうと少し物足りない気はするが、年単位の長期休養を2回もはさんでいる10歳馬と考えると今の力は出し切っていると思われる。Saint Samは暴走と言っても差し支えない走りっぷり。前走のGowran Park(アイルランド)のG2戦を休み明けで勝った反動だろうか。


感想:2024年4月1日 愛Fairyhouse-Rathbarry & Glenview Studs Hurdle(G2)

Rathbarry & Glenview Studs Hurdle(G2)

愛 Fairyhouse Hurdle 2m4F45y(約4000m) Soft To Heavy

5歳上 ハンデ戦(Limited Handicap)  4頭

 

全体時計

5.34.60(334.60)

※映像でラップタイムが表示されなかったためラップタイムは無し

 

(結果)

https://www.racingpost.com/results/182/fairyhouse/2024-04-01/864709

(映像)

https://www.racingtv.com/watch/replays/2024-04-01/fairyhouse-ireland/1550

Brewin'upastormが11st8lb(約73.5kg)、 Zarak The Braveが11st6lb(約72.6kg)、残り2頭は11st3lb(約71.2kg)。

 Brewin'upastormが押し出されるように先導するが、超少頭数のG2戦にありがちな歩くレベルのスローペース(1F17秒台?)に。1頭終始ラチ沿いを運んだMaxxumが残り4Fから先頭に立ち、少しずつペースを上げていくが直線入り口の障害で落馬。進路をふさがれたThedevilscoachmanは進路変更と減速を余儀なくされ脱落。残り2頭の脚比べとなったレースは Brewin'upastormがZarak The Braveを振り切って勝利した。

Brewin'upastormはここ2戦G2戦で上位争いをしており久々の勝利となったが、去年のLiverpool hurdleでは勝負圏外の結果で、このクラスなら引き続き安定して走るというところと思われる。同様のことがZarak The Braveも言えそう。今回はアクシデントに見舞われたThedevilscoachmanだが、こちらもこの上で?といわれると微妙なところ。

感想:2024年4月1日 愛Fairyhouse-O'Driscoll's Irish Whiskey Juvenile Hurdle(G2)

O'Driscoll's Irish Whiskey Juvenile Hurdle(G2)

愛 Fairyhouse Hurdle 2m(約3200m) Soft To Heavy

4歳 11st(約69.9kg) 牝馬3lb(約3.2kg)減 別定重量 8頭

 

全体時計

4.10.60(250.60)

 

前半8F-後半8F ※レース映像の表示による

129.98(16.25)-123.00(15.38)

 

上がり(8F~4F)-(4F~0F) ※レース映像の表示による

63.25(15.81)-59.75(14.93)

 

※ラップタイムはレース映像のハロン表示から持ってきていますが、非公式のため公式勝ちタイムとは差が出ています。しかし、おおよその傾向をつかめれば良いと判断し表示のまま使用しています。

 

(結果)

https://www.racingpost.com/results/182/fairyhouse/2024-04-01/864707

(映像)

https://www.racingtv.com/watch/replays/01-apr-2024/fairyhouse-ireland/1440

GivemefiveとBottler'secretが併走で馬群を引っ張るも若駒のレースということか皆抑え込んでゆっくりとレースは進む。残り4Fの下り坂からEastern Legendが仕掛けるのに合わせる形でBottler'secretがスパート。そのまま後続を振り切り楽勝した。2着は勝ち馬の直後内目から追いかける形になったKarl Des Tourellesが、3着は直線までラチ沿いでじっとしていたMiss Manzorが内からするする伸びてきた。

Bottler'secretはMaiden、Naas(アイルランド)のG3戦と3戦全勝とした。とりあえずは抑えも効いているようで来シーズンで真価が問われるか。2着以降は自分から仕掛けた組が失速したところをじっとしていた組が上位に来た形で、勝ち馬の強さが目立った。

感想:2024年4月6日 仏Auteuil-Prix De Pepinvast(G3)

Prix De Pepinvast(G3)

仏 Auteuil Hurdle, 3600m TRES LOURD (5.6)

4歳65kg 牝馬2kg減 別定重量 7頭

 

全体時計

4.27.36(267.36)

 

前半(600m)-中盤2000m-後半1000m ※カッコ内は区間の1F平均ラップ

33.31(11.05)-155.74(15.57)-78.29(15.66)

 

上がり(1600~800m)-(800~0m) ※手計測、カッコ内は区間の1F平均ラップ

60.96(15.24)-62.51(15.63)

 

結果結果(公式 結果はRapport de Tracking)

https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2024/O/eFJQM0YxS1pRdG5zSEh2T2h1dzg5QT09

KinglandとKaraktaが66kg、ほか5頭は65kg。

前半600mの計測値がどう考えてもおかしい気がするが、ひとまずそのまま記載した。
(映像開始から残り3000m付近までの時間は39秒程度)

Karaktaが抑えきれない形でハナに立っていきKingland、Losange Vert Bleuが続く展開。向正面の3連続障害でLosange Vert BleuとKinglandが早めにスパートし、Bon Garconが続く形。Losange Vert Bleuを振り切ったKinglandはそのまま一方的に突き放し最後は鞍上が何度も振り返る15馬身差の勝利。続こうとしたBon Garconは最終の1つ前の障害で落馬し、2番手には後方から伸びる形でSultan Pierjiが入線。一度振り切られたLosange Vert Bleuが盛り返して3番手となった。


4歳戦だからか全体的に流れに乗るのに苦労している馬が目立つ感じ。Kinglandも道中抑えるのに苦労している感じだったが、スパートしてからは基礎能力の違いを見せつける形で、他より1kg重い斤量を背負っていただけのことはある勝ちっぷりだった。Bon Garconは勢いからして2着は楽にある脚色だったがもったいない落馬に。前走のPrix d'Indy(G3)でLosange Vert Bleuと1馬身程度だったことを踏まえるとこの2頭は展開1つでほぼ五分の実力と思われる。そのPrix d'Indyを勝ったLeon Du BerlaisとKinglandがPrix Alain Du Breil(G1)に向けて1歩リードした形か。


感想:2024年4月6日 仏Auteuil-Prix Murat(G2)

Prix Murat(G2)

仏 Auteuil STEEPLE-CHASE, 4400m TRES LOURD (5.6)

5歳64kg 6歳上66kg 牝馬2kg減 別定重量 6頭

 

全体時計

5.54.33(354.33)

 

前半(1400m)-中盤2000m-後半1000m ※カッコ内は区間の1F平均ラップ

110.75(15.82)-163.47(16.35)-80.11(16.02)

 

上がり(1600~800m)-(800~0m) ※手計測、カッコ内は区間の1F平均ラップ

62.17(15.54)-65.36(16.34)

 

結果(公式 結果はRapport de Tracking)

https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2024/O/MUNtRTQ3bmpjeFQzdVU2Y0JiMFlBQT09

 

Il Est Francaisが71kg、Gran Dioseが70kg、ほか4頭は66-68kg。周回コースを約2周するコース形態。

Gallipoliがゆったりとしたペースで先導するが、2周目ゴール板を過ぎたあたりでIl Est Francaisがペースに我慢しきれなくなったか自然と先頭に。勝負所でChorail Debelairを除いた4頭が一団でスパートするも、直線入口で真っ先にIl Est Francaisが脱落。先に抜け出したYoutwo Glassに一度下げていたGallipoliが並びかけ最後までこの2頭の叩きあいが続き、最後はYoutwo Glassが振り切った。3着はGran Dioseが入線し、Il Est Francaisは先に後退したChorail Debelairにも後れを取った。

Youtwo Glassは前走のPrix Robert De Clemont(G3)で先着されていたGallipoliに借りを返す形となった。馬場が前回より重いTRES LOURD (5.6)だったこと、その割に全体的にペースが流れる(前回がスローだった)厳しい流れとなったことが向いたか。Gallipoliも負けたとはいえ差はわずかで、そこまで気にするほどのことはないかと思われる。Il Est Francaisは先頭に立った時はあとは横綱相撲かと思いきやあっけないぐらいの失速ぶり。スピード能力が高すぎるがゆえに本質はもう少し短い距離の方がいいように映ったがどうだろう。


感想:2024年4月6日 福島-障害オープン

2024年4月6日
障害オープン

日本 福島競馬場 芝2750m 良

4歳以上牡馬59kg 5歳以上60kg 牝馬2kg減 下限57kg 14頭

 

全体時計

2.57.2(177.2)

 

前半(1150m)-後半1600m ※カッコ内は区間の1F平均ラップ

72.5(12.61)-104.7(13.09)

 

上がり(1600~800m)-(800~0m) ※カッコ内は区間の1F平均ラップ

55.2(13.80)-49.5(12.38)

※第2集団の上がり(1600~800m):54.3(13.58)程度

結果
https://jra.jp/JRADB/accessS.html?CNAME=pw01sde1003202401010520240406/88

開幕週で時計が速い芝を象徴するかのようなレコード決着。1頭引っ掛かり気味に大逃げしたブリエヴェールを残り800mで第2集団が吸収。早めにスパートしたヴィジュネルとルリアンに内をさばいたヴェイルネビュラが並んで直線に来るが、最終障害でルリアンが飛越ミス。2頭に絞られた争いは最後ヴェイルネビュラがヴィジュネルをねじ伏せて1着。3着は後退したルリアンを直後にいたメモリーズオブユーが交わして入線した。

ラスト800mの上がりが49.5(12.38)という平地並の数字で、平地芝の上級条件でそれなりに走っていた2頭が来るのは納得がいくところ。ヴェイルネビュラは先に仕掛けたヴィジュネルやルリアンを見ながらコースロスなく運び、ヴィジュネルを目標に勝負所で仕掛けていった小野寺騎手の冷静な騎乗も目立った。痛恨の飛越ミスだったルリアンはもったいない結果に。まだ障害2戦目で、ある程度長い距離をこなす体力があるだけにもう少し飛越に上積みが見込めれば重賞クラスでもやれるかも。

感想:2024年4月6,7日 福島-障害未勝利

今後は日本の開催では未勝利が2鞍ある場合は1エントリでまとめて紹介します。

カテゴリ分けもしやすいと思われるため。

〇2024年4月6日 

障害未勝利

日本 福島競馬場 芝2750m 良

4歳以上牡馬59kg 5歳以上60kg 牝馬2kg減 下限57kg 14頭

 

全体時計

3.02.4(182.4)

 

前半(1150m)-後半1600m ※カッコ内は区間の1F平均ラップ

76.5(13.30)-105.9(13.24)

 

上がり(1600~800m)-(800~0m) ※カッコ内は区間の1F平均ラップ

54.4(12.88)-51.5(13.60)

結果

https://jra.jp/JRADB/accessS.html?CNAME=pw01sde1003202401010420240406/D3

開幕週で良い天気ということもあり非常に速い芝コンディションとなった福島。先導するカイトレッドとケンハービンジャーを見る形で運んだ人気のヴァレッタカズマが早めに先頭に立ったジローをゴール直前で交わして1着。近走の実績上位で相手に恵まれた面もあったか。
後述する日曜未勝利とが時計が2秒程度遅く、2着以下も差はわずかで展開次第でこの辺りは入れ替わりそうだ。


〇2024年4月7日 

障害未勝利

日本 福島競馬場 芝2750m 良

4歳以上牡馬59kg 5歳以上60kg 牝馬2kg減 下限57kg 14頭

 

全体時計

2.59.9(179.9)


前半(1150m)-後半1600m

74.3(12.92)-105.6(13.20)

 

上がり(1600~800m)-(800~0m)

54.5(13.63)-51.1(12.78)


結果

https://jra.jp/JRADB/accessS.html?CNAME=pw01sde0103202401020420240407/24

土曜に引き続いて非常に時計の速い福島芝。その影響か道中ラチ沿いにいた3頭がそのまま1~3着を占める結果となった。勝ったロンギングバースが去年7月に同条件(稍重)で走った時の走破時計が3分2秒台だったことを踏まえても馬場の速さがわかる。しかし土曜の未勝利より時計が2秒ほど速く、後ろをちぎった2着ノアチェリー、3着トーアモルペウスは引き続き有力か。

地方から転厩して障害2戦目のファルコンビークが第1障害で障害の外側へ逃避して競走中止。詳細は分からないが何のために移籍したんだろうという気はする。