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障害競馬用の書き置き

レース感想:2024年9月30日-10月6日 フランス(FRA)障害競馬 重賞級競走

〇10月2日

Auteuil(FRA)

Prix De Maisons-Laffitte(G3)

2024年10月2日 仏 Auteuil Haies, 3600m COLLANT(4.2)

4歳65kg 牝馬2kg減 別定 6頭

 

1着 Kingland(Kevin Nabet)

2着 Pistache Dore

3着 Leon Du Berlais

 

全体時計

4.27.95(267.95)

 

前半(600m)-中盤2000m-後半1000m ※手計測、カッコ内は区間の1F平均ラップ

51.52-(14.66)-69.84(13.97)

 

上がり(1600~800m)-(800~0m) ※手計測、カッコ内は区間の1F平均ラップ

58.77(14.69)-55.66(13.92)

 

(結果)

https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2024/O/Mk9WV3JNMFJDdDlXejJHL08wb1IxUT09

 

Pistache Doreが68kg、Kingland・Leon Du Berlaisが66kg。

最初の障害でKhal Tyronが落馬。Milan Tinoがゆっくりと逃げ、全馬一団で進んでいく。しかし1コーナー手前の障害でMilan Tinoが落馬し、押し出されるようにPistache Doreが逃がされる形となる。向こう正面ではカラ馬がPistache Doreの前に出て走りにくそうなタイミングとなったが、そこでKinglandが早めのスパートをかける。Pistache Doreも直線追いすがるが、Kinglandがリードを守り切り押し切った。Leon Du Berlaisが3着。

春のPrix Alain Du Breil(G1)で1,2着のPistache Dore・Kinglandに春は4歳Haies路線最有力候補だったLeon Du Berlaisが出走し、Prix Renaud Du Vivier(G1)を見据えた重要なレースに。元々少頭数だったのに加えて落馬が相次ぎ、Pistache Doreはやりにくいレースとなってしまった感じがある。一方Kinglandはスムーズな競馬ができたこともあり、1,2着の差はその分だけだと思われる。Leon Du Berlaisも試走としては上々と思われ、本番のこの3頭の再戦が楽しみ。

〇10月3日

Compiegne(FRA)

Prix De La Gascogne(G3)

2024年10月2日 仏Compiegne Steeple-Chase, 3800m COLLANT(4.2)

5歳64kg 6歳上66kg 牝馬2kg減 別定 9頭

 

1着 General En Chef(Benjamin Gelhay)

2着 Whymper

3着 Jiulietta Ghia

 

全体時計

4.41.40(281.40)

 

前半(800m)-中盤2000m-後半1000m ※手計測、カッコ内は区間の1F平均ラップ

67.50-146.27(14.63)-67.63(13.53)

 

上がり(1600~800m)-(800~0m) ※手計測、カッコ内は区間の1F平均ラップ

55.64(13.91)-53.23(13.31)

 

(結果)

https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2024/O/UGZZT0hoTXRwWTJLNTN1Zk02YUxYUT09

 

Spes Militurfが71kg、Scatar・Uncheckableが68kg。他6頭は下限斤量。

スタートからJiulietta Ghiaが飛び出し後続との差を少し離した逃げを打つ。2番手以降はSpes MiliturfやScatarが続くが比較的一団で進んでいく。Jiulietta Ghiaは快調に逃げ直線で早めにWhymperが並びかけるも抜かせない。しかし外に持ち出したGeneral En Chefが直線半ばで楽な手ごたえでJiulietta Ghiaに並びかけると最後は後続を突き放した。2着はWhymperがゴール直前で上がり、逃げ粘ったJiulietta Ghiaが3着。

3週前のPrix The Stomp(Listed)から転戦している馬が多数を占めたなか、Prix La Haye Jousselin(G1)を見据えたであろうGeneral En Chefが格を見せつけるような結果となった。General En Chefは春のGrand Steeple-Chase De Paris(G1)の3着馬で、当時はAuteuilの下級戦を連勝してのレースで注目はされなかったが、今回のレースを見るに確実に力を付けていそう。Prix La Haye Jousselinまでもう1戦するのか直行するのかはわからないが、本番が楽しみになるレースだった。

Prix The Stomp組では4着のWhymperが巻き返して2着。元々このクラスでも安定して走っている馬で、前走は初戦の叩き台だったというところだろうか。単騎逃げであわやの場面を作ったJiulietta Ghiaは6月にAuteuilのPrix Christian De Tredern(牝馬限定G3)を勝っているがメンバーがやや薄かったもので、斤量や展開に恵まれたとはいえ力のある所を示したものと考えて良さそう。MillanneやScatarなど人気どころはいいところなく敗れたが、比較的休みなく使ってきている組でここは多少疲労もあったのかも。