〇6月29日
障害未勝利
2024年6月29日 日本 福島競馬場 芝 2750m 良
3歳59kg 4歳以上60kg 牝馬2kg減 11頭
2着 テンメジャーガール
3着 ヴァトレニ
全体時計
2.59.8(179.8)
前半(1150m)-後半1600m ※カッコ内は区間の1F平均ラップ
72.7(12.64)-107.1(13.39)
上がり(1600~800m)-(800~0m) ※カッコ内は区間の1F平均ラップ
54.2(13.55)-52.9(13.23)
(結果)
https://jra.jp/JRADB/accessS.html?CNAME=pw01sde1003202402010420240629/E5
人気はヴァトレニとマイネルコロンブス、テンメジャーガールの三つ巴の様相だった。
内枠から押してヴァトレニが主張して逃げ、ポピュラーソングやアルマドラードがその後を追いかける。バンケット直後の障害でヴァトレニがリズムを崩しペースを落としたところに内からアルマドラードが並びかけ、後続も差を詰め数頭一団に。さらに3コーナー手前で一団の先行集団をピンポイントドローが一気にまくり切り独走状態で直線に入る。しかし最終障害でピンポイントドローは飛越を失敗しまさかの落馬。後続から追い上げたマイネルコロンブスが内を捌いたテンメジャーガールを抑えて勝利した。3着はヴァトレニが粘った。
今週の競馬は最後までわからないその1。ピンポイントドローは向正面でヴァトレニがスムーズさを欠きペースが落ちたと思われる辺りから加速がつき、3コーナー手前で後続を置き去りにする会心の仕掛け、からのこの結末はもったいない。障害入り2戦はいいところがなかったが雨馬場でのもので、今回初めての良馬場で走れたのが一変の走りにつながったか。最終障害を普通に飛んでいたら走破時計も悪くなさそうで、次は巻き返しを期待。
マイネルコロンブスは形通り良化してここで初勝利。ただピンポイントドローの印象が強すぎてこの先がどうこうというのは何とも言えない。これはテンメジャーガールも同じ。ヴァトレニは平地時代の印象が強くてずっと人気しているが、飛越などまだ慣れが必要そうな感じで勝ち上がるにはもう少しかかるかもしれない。
〇6月30日
障害未勝利
日本 小倉競馬場 芝 2860m 良
3歳59kg 4歳以上60kg 牝馬2kg減 10頭
1着 シゲルタヌキ(小坂 忠士)
2着 ダノンジャッカル
3着 リトルクレバー
全体時計
3.13.8(193.8)
前半(1260m)-後半1600m ※カッコ内は区間の1F平均ラップ
87.2 (13.84)-106.6(13.33)
上がり(1600~800m)-(800~0m) ※カッコ内は区間の1F平均ラップ
54.3(13.58)-52.3(13.08)
(結果)
https://jra.jp/JRADB/accessS.html?CNAME=pw01sde0110202403020120240630/8B
人気はシゲルタヌキが抜けており、ネッスンドルマやダノンジャッカル、リトルクレバーが続く形。
しばらく数頭が様子をうかがうスタートからサンライズグリットやアスターチェンチ、シゲルタヌキが集団で前を引っ張っていく。2周目からアスターチェンチとシゲルタヌキが後続を離していくが、直線手前で一度引いていたサンライズグリットとパーリーブラックが併せ馬で前を飲みこむ。しかしこのまま2頭の競馬となるかと思った最終障害でパーリーブラックがバランスを崩しサンライズグリットを巻き込み後退。外に切り替えたシゲルタヌキがもつれを横に再度先頭に立ち勝利した。2着は後方待機から直線大外を伸びたダノンジャッカルが入り、最終障害手前で最内に潜り込んだリトルクレバーが3着に入った。
今週の競馬は最後までわからないその2。いつもあと一歩足りない競馬が続いていたシゲルタヌキが今日は積極的な競馬を仕掛けたが、3コーナーでまくられた時は正直圏外かと思ったところからの巻き返しはさすがに想像がつかなかった。今週は上記福島も最終障害のアクシデントが結果に影響しており、繰り返しになるが何が起こるかわからない(人馬異常なかったようでよかった)。
サンライズグリットは一度先頭をうかがうかというところから引いて再度まくるという自在なレースぶりは良かったが、最後の不運なアクシデントに泣いた形。これまで障害入りしてからいいところはなく、渋った馬場が良かったのだろうか。パーリーブラックが前日の福島で落馬した石神(深)Jから草野Jに乗り替わっていたが、障害入りして一番着順が良かった時に乗っていた石神Jが乗れなかったのも影響したか。こちらももったいない内容だが、次再現できるかと言われるとまた難しいところ。